落花生とうふレシピ
鹿児島県民なら誰でも知っている、落花生とうふ。
沖縄県でもスーパーなどに売っていました。
沖縄では、「じーまみとうふ」と呼ばれます。
私の親戚は各家庭で自作する方が多く、
そして皆さん上手。
そこで、私たちも作り方を知りたい
と思い、親戚の中から選りすぐりの方にお越し頂きました。
エアーメモリアル、ブルーベリー狩りでいつもご一緒している方です。
さて、それではレシピです
材料 ; 落花生 2合、でんぷん粉 2合、水 8合
道具 ; 大鍋、ボウル×2、濾し袋(今回は日本タオルを袋状に縫い合わせたもの)、すりこぎ
1. 殻を外した落花生(乾燥物)を一晩水に浸けておく。
こうすることで、茶色の薄皮が剥きやすくなります。
2. 大鍋に8合の水を入れておく
この後の過程で使用するお水はここから使っていきます。
最初に使う水の量を決めておくことで、
これ以上の水を使わないようにし、
味が薄くなってしまうことを防げます。
3. 茶色の薄皮を剥き、ミキサーへ投入、水を3合加える
2合の落花生を水に浸したことで、膨らんで3合になりました。
ここに大鍋から3合の水をとってミキサーに入れます。
4. ミキサーで撹拌
見た目は牛乳のように真っ白の液体になります。
5. 撹拌したものを、濾し袋の中に流し込む
全部流し込んでもミキサーの中に少し残るので、
また大鍋から少し水をとってミキサーの中に入れ、
中に残っているものを残さず洗い流すようにして袋へ。
6. 濾し袋をしぼる
濾し袋をギュゥゥウっとしぼると、真っ白な、
一番しぼりの豆乳ならぬ落花生乳が出てきます。
濾した袋の中にはまだ落花生のオカラ(?)が残っています。
この濾し袋にまた大鍋から3合の水を入れ、別のボウル内で揉み洗いするように、
落花生乳を搾りだします(二番しぼり)。
最後に大鍋に残った2合の水で、大鍋の中で同じようにしぼり出します(三番しぼり)。
ちなみに残った落花生オカラは、繊維質が強すぎて、
大豆オカラのように他の料理に使って食べることは難しいようです。
7. 鍋の中の三番しぼり落花生乳に、でんぷん粉を加えて混ぜる
でんぷん粉を2合加えます。
からいもでんぷんが良いそうです。
でんぷん粉と片栗粉を混ぜて作る方法もありだとか。
8. 一・二番しぼりの落花生乳を加える
別々のボウルに入っている一・二番しぼりの落花生乳を、
三番しぼり落花生乳が入っている大鍋に加えます。
でんぷん粉と落花生乳がしっかり混ざるようにかき混ぜます。
9. 中火で加熱開始、すりこぎでかき混ぜる
ここからが落花生とうふ作りで一番大変なところです。
とにかく混ぜる休まず混ぜる
手を休めると、すぐに焦げ付いてしまいます。
最初はサラサラの液体状態ですが、
時間が経つにつれて、モッタリしてきます。
表面に線が残るようになってきました。
かき混ぜている手がブレる程の速さで混ぜています。
ここで加熱・かき混ぜ始めてから10分くらい。
ここで止めてしまうと落花生の風味が出ないそうです。
確かに、舐めてみてもあまり味が感じられません。
20分くらいしてくると、底が焦げ付き始めてしまいました。
ゆか先生によると、以前から、他の料理でも焦げ付きやすい?
と思っていたようです。IHはトロ火あたりの加減が難しいのでしょうか。
交代で混ぜ続けること約30分。
ようやくかき混ぜ終了に近付いてきました。
目安は、鍋肌をすりこぎでこすると、鍋肌があらわになるところまで。
また、舐めてみて落花生の風味を感じるか。
確かに最初はあまり味を感じませんでしたが、
この段階だと、しっかり落花生の風味がしました。
かき混ぜは、開始から終了まで40分ほど。
みんな汗びっしょ