寿しダイニング 洲崎
松が明け、すっかりいつも通りの日常となってきました。
当院の門松も一昨日にとって頂きました。
お正月の間のネタをアップしておかなければ、
またお蔵入りになってしまいそうなので、
遅ればせながらアップさせてもらいます。
うちは家族で鹿児島市内の照国神社に初詣をするのが習慣です。
大晦日や三が日も午前中は私達を含めて家族全員が仕事なので、
仕事が終わり、正午頃に鹿児島市内へ向けて出発。
桜島フェリーの鹿児島港に降りて、
車で5分ほどのところに、「寿しダイニング 洲崎」さんがあります。
昔は倉庫として使われていたと思われる、
石壁に瓦屋根の建物。
エントランスも趣があります。
吹き抜けの天井、段差の異なる客席など、
外観からは想像できない、
面白い作りになっています。
今回はお正月ということで、
3つのコース(花;1575円、海;2100円、宝;3150円)の中から、
奮発して宝コースを頂きました。
まずは九宝盛り。”小さいお皿で品数多く”は女性に喜ばれそうですね。
左列の真ん中に金柑の甘露煮があります。
鹿児島では非常に一般的なものですが、
ゆか先生は馴染みがないのと、
元々マーマレードが苦手なせいか、
これもちょっと苦手なようです。
私も子供の頃に祖父母の家に行ってこれを出されると、
あちゃ~と思っていましたが、
今では大好きです。
真ん中の列の最下にあったのが、
干し柿のクリームチーズロール。
ドライフルーツとクリームチーズの組み合わせは合います。
本日のスープは、コーンスープでした。
旬彩の海鮮グラタン。
大きなエビやホタテが旨みを出していました。
鹿児島近海でとれた新鮮魚介のお寿司。
ウニは軍艦巻きになっていることが多いようですが、
こちらのウニは海苔なしでした。
ウニは殻から身を取り出すと型が崩れてしまいますが、
この型崩れを防ぐのが”明礬(ミョウバン)”です。
ミョウバンは、甘露煮の煮崩れを防いだり、
ナスの漬物では色素であるアントシアニンを安定化させ、
紫色を保つ効果などがある食品添加物ですが、
多量だと独特の渋み、苦みが出てしまいます。
ウニが海苔なしでシャリに乗るほど型崩れしていないということは
新鮮な素材であるという証拠。
ミョウバンの苦み、海苔の味に邪魔されず、
ウニ本来の味を味わえるので、
海苔なしのウニを頂けるのは本当に嬉しいです。
お寿司と一緒に供された、茶碗蒸しとお味噌汁。
お味噌汁は、赤味噌が多めの合わせ味噌。
鹿児島は麦味噌が多いので、
赤味噌のお味噌汁にたまに出会えると嬉しいのです。
デザートの盛り合わせ、チョコ絵付き。
これは板前さんではなく、
女性スタッフさんが書いているかと思われます。
コーヒーで〆でした。
年に一回しか来れませんが、毎年楽しみにしているお店です。
ランチの時でも予約を受け付けて下さるので助かります。
ではまた来年・・・。