3.11
前回の記事から1ヵ月が過ぎてしまいました。
大変申し訳ありません。
記事は沢山あったのですが、
なかなかアップできずにいました。
鹿屋は2月の中頃から雨や曇りの天気が続き、
なかなか太陽を見ることができなかったのですが、
昨日からようやく晴れ間が見えるようになりました。
洗濯物が乾かず困っていましたが、
ようやく乾いてくれそうです。
さて、今日は3月11日。
震災から1年となりました。
この日、私は実習を受けるため、
出身校である神奈川県にキャンパスを置く麻布大学にいました。
震災後のネットのつながりにくい状況から、
その時の様子をアップできていなかったので、
1年越しですがアップしたいと思います。
麻布大学の銀杏並木。
すっかり落葉していますが、
秋に黄葉し、一部が落葉すると、
落ちた葉がまるで絨毯のようで、
黄色いトンネルのようになりとても綺麗です。
落ちた葉の掃除が大変だと思いますが・・・。
この日一緒に実習を受けた、
以前の職場の先輩で、栃木県宇都宮市で開業されているY先生(左側)と、
大学の同期で、神奈川県海老名市で開業されているH先生(右側)。
建物は、麻布大学構内では古い建築物となってきた解剖場です。
こちらは比較的新しい建築物で、
左側が獣医学部の各研究室が入っている研究棟、
右側が麻布大学付属動物病院です。
新しいといっても、左側の付属動物病院の建物は
私が在学中に完成したので、もう10年は経っています。
研究棟は私が卒業後に完成したもので、
中は吹き抜けになっていて、
解放感がある建物です。
実習を行ったのは、右側の建物の4階か5階でした。
その階からの眺め。
麻布大学のお隣にある、コマツの建機置き場。
そして、実習を行っていたところ・・・。
14:46分、東北地方太平洋沖地震が発生。
今までに経験したことがないほどの大きな揺れ。
写真手前の木が、
竹を揺らすかのように左右に揺れていたのに驚きました。
実習中のメンバーは騒然となり、
建物の中で強度が高いとされる、
エレベーターの近くや大きな柱のそばで揺れが収まるのを待ちました。
TV のない場所だったため、
詳しい状況がつかめず、
揺れが収まった後もしばらく実習を続けていましたが、
スマホを持っている人から、
東北地方を中心とするかなり大きな地震が発生したとの情報を得て、
17:00終了予定だったのを16:00で切り上げることに。
私はこの日、東京- 鹿児島行きの最終便 に乗る予定だったのですが、
電車、バス等の交通機関は麻痺。
道路の信号も消えていたため、
かなり大事になっているんだとようやく気がつきました。
実習をしていた建物が停電しなかったためでしょうか。
H先生のご厚意で、車で空港まで送ってもらえることになったのですが、
道はどこも渋滞。
ゆか先生となかなかつながらない携帯電話で連絡を取りあううちに、
羽田空港も麻痺していることを知り、
羽田空港へ行くことを諦め、
H先生のご自宅に延泊させてもらうことに。
翌日の早朝、
携帯電話から聞いたことのない警報が鳴り飛び起きました。
余震が発生する度に何度も警報が鳴り、
自分の携帯にこんな機能があることを初めて知りました。
電車が動き始めていたことから、
午前中に羽田空港へ。
空港へ到着すると、
予想通りの・・・
大混雑 。
多くの人の視線の先は・・・。
電光掲示板でした。
私も長蛇の列に並び、
約2時間後にカウンターで手続きをしてもらい、
この日の鹿児島行の便に振り替えてもらいました。
お昼頃の便だったので、
手続きしてから割と早い便に乗れて助かりました。
自宅に戻ってから、
ゆか先生と家族がTVを見ながらかなり心配してくれていたことを知りました。
鹿児島に住んでいながら、
あの地震に遭遇するとは思いもしませんでした。
昨日は復興を目指している被災地の特番がありましたが、
瓦礫の除去もあまり進んでいない状況とのこと。
復興まで10年はかかるとの話もありました。
少しでも早く復興できるよう、願って止みません。
また大きな地震がある確立も高いとされているようです。
地震や津波、そして原発による二次被害が起きないよう、
備えと心構えが必要だと改めて思う次第です。