黄砂
3月21日(日)、朝起きて外に出てみると…。
空が薄黄色に霞んで見えました。
前日の天気予報で黄砂が来るといわれていたので、
天気予報、当たりです。
黄砂(こうさ・おうさ)とは、
特に中国を中心とした東アジア内陸部の砂漠、
または乾燥地帯の砂塵が、
強風を伴う砂嵐などによって上空に巻き上げられ、
春を中心に東アジアなどの広範囲に飛来し、
地上に降り注ぐ気象現象のことだそうです。
屋外の物品に砂が付着したり、
視界や日照の悪さ、交通障害、農作物への被害、
人間や家畜が砂ぼこりを吸いこむことによる健康被害など、
国をまたいで多数の被害をもたらすことによる経済的損失は、
毎年7,000億円を超えると推定されているとか。
太陽もこの通り、直視可能。
銀色に見えます。
黄砂の粒子が太陽光の一部を遮蔽して弱めるため、
このように見えるようです。
春に朧月夜が多く見られるのも同じ原理。
3月21日 7:30 1月27日 7:43
高隅山もこの通り。
ほぼ同じ場所からの撮影なので、
かなり視界が悪いことがわかります。
日本では気象庁により、黄砂とは大陸性の土壌粒子により、
視程が10km以下になる現象の事と定義されています。
撮影場所から高隅山まで直線距離がちょうど10kmほどなので、
高隅山が見えないとなると視程は10km以下。
黄砂の定義に当てはまります。
遠く離れた日本でこの状況なので、
黄砂の発生地である中国では相当な被害でしょうね。
桜島の火山灰と一緒になったらどんなことになるやら…。
バッティングしないことを願います。