佐多岬
久しぶりの更新です。
狂犬病予防とフィラリア予防が4月スタートのため、
動物病院は4〜5月が繁忙期となります。
年末年始のバタバタから繁忙期となり、
そしてあっという間に半年が過ぎていました。
ブログにアップしたいことが色々と溜まっていたので、
少しづつでも更新したいと思っております。
当院は日曜日と祝日の午前は診療を行い、
午後は休診とさせて頂いているのですが、
2月末のある日曜日。
入院・ホテルの仔達の朝の世話を済ませた後、
ゆか先生が一言、
「午後に佐多岬に行こう!」とのこと。
……え?結構距離あるよ?
午前中仕事してから行って、歩いて、帰ってきて…。
疲れるわ〜。と思いましたが、
それは言わず(言えず?)。
コロナ禍で外出制限がある中、
子供達もちょっとした気分転換になれば、
と思い、午前診療終了後にいざ佐多岬へ向かいます。
私が前回、佐多岬に行ったのは、
確か大学生だった頃なので、約20年前?
その時は、台風による被害か、
展望台のガラスが割れて吹きさらしの廃墟状態。
なんじゃこれ?と思ったのを覚えていますが、
2018年に展望台がリニューアルされたとの話を聞いていたので、
展望台がどうなっているのかも楽しみでした。
海岸沿いをひたすら南下、
本土最南端の佐多岬に到着したのは14:30頃。
到着してまず驚いたのは、
駐車している車やバイクの多さ!
以前はガラガラだったのに、空きがあるのか不安になる程。
何とか空きを見つけて駐車。
駐車場のガジュマルは健在でした。
以前はなかった建物。
手前側がお店、奥がトイレでした。
この場所にいる人ほとんどがお店の中に入っていき、
ソフトクリームを持って出て来ます。
明らかにバイクに乗ってきたと思われる、
革ジャンを着たいかついおっちゃんたちも、
みんなソフトクリームを持っていて、
なんだかほっこりしてしまいます(笑)。
子供達も早速、ソフトクリーム!と叫びますが、
帰ってきてからのお楽しみということで。
トイレで用を済ませ、
14:44、いざ歩き始めます。
このトンネルも相変わらず。
声や足音の反響音、吹き抜けるひんやりした風。
私が子供の時にここを通った時に感じたワクワク感を、
私の子供達も感じているようでした。
トンネルを抜けると、目指す展望台が見えました。
あそこまで歩くの!?と及び腰の子供達。
以前はなかった、バリアフリーの遊歩道。
2019年3月に完成したのだとか。
車椅子や杖をついたご高齢の方でも、
展望台まで行き易くなったと感じました。
佐多岬展望台が見えてきて…。
展望台の入り口。
以前はこの中が廃墟状態だったのが…。
おお!綺麗になっとる!
以前はセメントにペイントを施した寒々しい内部でしたが、
木をふんだんに使って温もりと優しさの溢れる明るい空間に。
これはとてもいい感じにリニューアルされたなと嬉しく思いました。
佐多岬で見られる希少な動植物についてのパネル。
これも色褪せてなくて綺麗で嬉しい。
そして、屋上の展望台に登ってみると、
広々していて最高の開放感。
この景色!
開聞岳を望む絶景です。
天気が良くて良かった。
iPhoneで初のパノラマ撮影(画像をクリックすると拡大されます)。
綺麗に撮れると感動。
空と海のグラデーションが綺麗。
飛行機雲と月(画面中央の白い点)まで見えて幻想的でした。
帰り道は、新しい遊歩道ではなく、
旧道を通ってみました。
まだこの道も健在なのがまた嬉しい。
子供達もこちらの道の方が探検気分になるのか楽しいらしく、
どんどん先に行ってしまいます。
御崎(ミサキ)神社と鳥居も健在。
底津少童命(ソコツワダツミノミコト)、
中津少童命(ナカツワダツミノミコト)、
表津少童命(ウワツワダツミノミコト)、
を御祭神とし、本土最南端の国土守護神として、
航海・交通安全、五穀豊穣、商売繁盛のご利益があるそうです。
こんなにジャングルっぽい場所にある神社も珍しいのでは?
そしてここにある変わった形のソテツも、
私が子供の頃からこのままです。
台風で折れたりしていなくて嬉しい。
幹の中央に添え木がしてあるのですが…。
え!?接してる!?
ほぼ点で支えている!?
早く交換した方が良いのでは!?
と心配になったのでした。
ジャングル探検気分を味わいつつ…。
駐車場に戻ってきて、早速売店へ。
どれにしようかなと悩みながら店内へ。
ちょっとしたお土産物や、ねじめびわ茶、お水などが販売されていました。
レジでお目当のソフトクリームを注文。
ガジュマルの下の特等席で頂きます。
楽塩(らくえん)ソフトクリームが美味しい!
楽塩はここ佐多岬で、
釜と薪で時間をかけて作られているお塩で、
塩っぱさだけでなく、なんとなく甘さも併せ持つような、
海のミネラルを感じる美味しいお塩。
これはみんなが買って食べているのも納得。
見上げるとガジュマルの幹と気根が絡み合い、
ここまで成長するのにどれだけの年月が経っているのだろうかと、
自然に対する畏敬の念を抱きます。
絶対パワースポットだと思います。
16:13、日が落ち始め、
展望台がシルエットとなって浮かび上がっていました。
以外と半日でも楽しめることが判明(笑)。
また違う季節に、天気が良い日に訪れてみたい。
人気の観光地になっていたことを嬉しく思いました。
しかし、帰りの山間下り道連続カーブで子供が車酔い。
次回は車酔い対策を考えておかなくてはと思ったのでした。