リノベーションスクール鹿屋
昨日、北田町で開催された、
「リノベーションスクール鹿屋」の
公開プレゼンテーションを聞きに行きました。
”不動産の再生を通じて
まちでの新しいビジネスを生み出し
エリアを再生して生み出す実践の場”
という概念で、
リアルな物件を対象にリノベーション事業を構想する。
という活動をされているようです。
リノベーションとは、既存の建物に改修工事を行い、
用途や機能を変更して性能を向上させたり、
付加価値を与えること。
リノベーションスクールの拠点は北九州のようですが、
今回、その動きを鹿屋で行おう!
ということになったのかと推察しました。
鹿屋で開催する切っ掛けを作った発起人の一人が、
当院の設計を行って頂いた、
株式会社プラスディー設計室の代表の方で、
そちらから鹿屋で公開プレゼンがあるとの情報を頂いたのでした。
鹿屋市北田町は、
私が産まれた昭和40年代は鹿屋市の中心として栄えていましたが、
徐々に人通りが少なくなり閑散とし、
シャッターが閉まったままの空き店舗が目立つようになりました。
この空き店舗をリノベーションして、
地産農産物、歴史、文化などといった地元の特徴を活かし、
お店に人を呼び込もう。
さらにそのお店だけでなく、周囲やエリア、
ひいては鹿屋市全体を活性化させよう!
という案を、
3件の実際にある空き店舗を元に、
1件につき8人ほどでユニットを組み、
3日間かけてリノベーション構想し、
店舗オーナー様にプレゼンする。
そして、アドバイザーとして招待された、
建築家、大学講師、雑誌編集者などの
有識者の方々からアドバイスをもらう。
という場だったのですが、
淡々としたものではなく、
惹きつけるための笑いを交えてのプレゼンで面白いし、
そして何より熱かった!
● 地元の農産物を使ったパン屋さん(夜はワインバー!)。
● 豊かな水を活かしたラーメン店と芝公園。
● エクストリームスポーツパーク。
リノベーションの図面だけではなく、
借り入れや売上、返済といった数字や、
店主候補も選んであるという現実的な物。
それぞれのユニットから、
私達が懸命に考えた案を聞いて感じてくれ!
という想いが熱く伝わってきました。
ユニットメンバーの中には、
鹿屋出身だけども東京在住、
逆に、鹿屋出身じゃないけど鹿屋在住という方もいて、
メンバーの皆さんから、
鹿屋を盛り上げよう!
という気持ちが強く伝わり、
とても嬉しく思いました。
もう一つ嬉しかったことがあります。
会場に向かう途中、
こういった会を鹿屋市市役所職員の
地域おこし担当の方が聞きに来てくれたらいいのになぁ。
と思っていたのですが、
会場に鹿屋市職員の方がいらっしゃっていました!
しかも鹿屋市市長さんまで!
官民一体となって地域おこしに取り組むことができれば、
もっと良くなるのではないかと思います。
また鹿屋でリノベーションスクールが開催される時には、
絶対聞きに行こう!
と思ったのでした。