フィラリア予防薬について
フィラリア予防薬についてのお知らせです。
フィラリア予防薬は、蚊が発生している時期+前後1ヵ月を目安とするため、
当院では通常、5月から11月までの間、毎月一回の予防薬投与をお勧めしています。
今年は11月になっても温かい日が続いているため、
年内最後となる今月まで、忘れずに予防薬をあげることを心がけましょう
当院では、来年5月にフィラリア予防薬を再開する際、
フィラリアに感染していないことを再確認するための血液検査を推奨しています。
万が一、フィラリアに感染している状態で予防薬をあげてしまうと、
体に対して重篤な悪影響を及ぼす可能性があります。
今年、飲ませ忘れた月があった。。。という場合には、
特に注意が必要です。
犬達は、自主的に予防薬を飲むことができません。
ご家族である皆さんが気を付けて、与えなければなりません。
感染してしまうと、早期に見つかれば治療することができますが、
症状が深刻化してくると、咳をしたり、疲れやすくなったり、血尿を出したりします。
さらに、気温が下がることで状態が悪化し、
取り返しがつかなくなることもありますので、
どうか十分にお気を付け下さい。
あまり知られていませんが、猫にもフィラリアは感染します。
猫は犬に比べてフィラリアに対する体の拒否反応が強いのですが、
その分、感染した場合の症状も重篤で、
ショックによる突然死を引き起こすこともあります。
お家の猫が咳をしたり、食欲がなかったり、吐いたりするときには、
フィラリアに感染している可能性も否定できません。
猫も、毎月一回の予防薬で、フィラリア感染を予防できます。
特に蚊がたくさん発生する場所にお住まいの方は、
予防を心がけることをお勧めします。